アベ カズサ   Abe Kazusa
  安部 日珠沙
   所属   幼児教育学科第一部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2014/09
形態種別 学位論文(博士)
査読 査読あり
標題 中期シェリング哲学における神即愛―スピノザ哲学との比較から―
執筆形態 単著
掲載区分国内
出版社・発行元 東北大学大学院情報科学研究科(提出・審査)
総ページ数 100
概要 本論は,人間にとって最高のものは何か,という論点から,中期シェリング哲学の展開を,スピノザ哲学の受容と克服として捉えた。両者の「神」と「愛」の概念を比較検討し,神と愛を同じものとするその立場を「神即愛」と名付けた。シェリングの神即愛の概念は,スピノザ哲学への最終的な意思表明だった。シェリングが神と人間の人格的で相互愛的な関係の中に人間の最高の生き方を見出したのは,スピノザの神即愛の思想を克服し昇華するためだった。