アベ カズサ   Abe Kazusa
  安部 日珠沙
   所属   幼児教育学科第一部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/05
形態種別 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
査読 査読あり
標題 シェリング『自由論』における愛観
執筆形態 単著
掲載誌名 東北哲学会年報
掲載区分国内
出版社・発行元 東北哲学会
巻・号・頁 (第28号),137-138頁
総ページ数 2
概要 本稿は,人格と愛にはどんな関係があるのか,という課題を,主にシェリングのスピノザ批判から分析した。彼は,スピノザの思想に対し,人格があるからこそ,人間は愛を持つことができるのだと反論し,人格の形成の中で,人間の内面に愛が芽生え,芽生えた愛を育むのもまた人格であると説いた。言い換えれば,人格の形成という,人間の育ちの過程,特にその基盤となる子ども時代の育ちには,愛や慈しみ,またそうした働き掛けや関わりが必要なのである。