イマイ トオル   Tooru Imai
  今井 亨
   所属   教育学部
   職種   教授
発表年月日 2023/04/29
発表テーマ リノベーション国文解釈法
会議名 2023年日本人文知国際シンポジウム
主催者 淡江大學外国語文学部日本語文学科
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
単独共同区分 単独
国名 台湾
開催地名 淡江大學淡水キャンパス
開催期間 2023/04/29~2023/04/29
概要 古典文に対して解釈文を作る場合、どういう性質のことばをどのようなかたちで補うことが正当とされてきたのか。旧制高等専門学校等の入学試験で出題されていた「国文解釈」の解釈・解答法を指南した参考書(=「国文解釈法」)の記述の実態を調査する。具体的には、同一の原文(古典文)に対する数種類の参考書の解釈文を比較して、そこに見出された補説の揺れを整理する。補説の要素は、各書に共通して補われたものと、特定の書でのみ補われた独自の工夫といえるものとに大別できる。こうした言語活動の規格化の問題は、訳読・訳解という人文学的基礎技能の継承や、日本語におけるコンテクスト依存と表現との関係を考えることにもつながる。