イシヅカ マサユキ   Masayuki Ishizuka
  石塚 誠之
   所属   教育文化学部 教育学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/03
形態種別 研究紀要
標題 発達障害児におけるコミュニケーションの特徴ー自閉症スペクトラム障害,知的障害の有無による影響ー
執筆形態 共著
掲載誌名 北翔大学教育文化学部研究紀要
掲載区分国内
出版社・発行元 北翔大学
巻・号・頁 (2),1-11頁
総ページ数 11
担当範囲 筆頭著者である。主たる執筆ならびに分析を担当
著者・共著者 石塚 誠之 , 一松 麻実子 , 小倉 尚子 , 湯汲 英史
概要 本研究では,発達障害児103名を対象として,知的障害・自閉性スペクトラム障害の有無によるコミュニケーションの特徴について検討した。発達障害児は自閉症スペクトラム障害及び知的障害の有無によりPDD群,MR 群,PDD+MR 群,no PDD+MR群との4群に分けた。各群の田中ビネーのIQ,WIPPSYのFIQ,WISC‐ⅢのFIQの平均値は,幼児のPDD群で95.7(SD=18.4),MR 群で65.3(SD=14.3),PDD+MR 群で73.8(SD=16),no PDD+MR 群で105(SD=13.2),であった。また,学齢のPDD群で96(SD=14),MR 群で60.9(SD=11.3),PDD+MR 群で64.1(SD=10.6),noPDD+MR 群で93.1(SD=14.3)であった。本研究では主に①課題説明への付加的な手段の必要性,②回答が分からない時の反応の特徴,③コミュニケーションを促進する有効な手段について明らかにした。結果,課題説明への付加的な手段を必要とした幼児の平均得点はno PDD+MR 群で0.8点(SD=0.6点),PDD群で1.2点(SD=0.6点),MR 群で1.0点(SD=0.7点),PDD+MR 群で1.3点(SD=0.7点)であり,no PDD+MR 群で最も低く,PDD+MR 群で最も高かった。