キタ ヤスノリ   Kita Yasunori
  喜田 安哲
   所属   人間社会学部 社会園芸学科
   職種   教授
発表年月日 2005/09
発表テーマ 脳障害児に対する数の系列化の促進
会議名 日本教育心理学会第47回大会
開催地名 於 浅井学園大学
概要 対象時BMは、脳障害により身体運動調整不全、視野の狭窄、記憶の障害などが医師により指摘されている。これまで探索的な試みから、BMが数系列を明確に扱う段階に至っていないことを確認した。本研究では、BMに開始された数の系列化の実践課程を検討し、数を扱えるようになることを規定する心理学的な条件を分析する。双六ゲーム/量との対応による加減算/描画による数と方向の促進/順位による確認などの課題を行った結果、数が扱えるためには、数えられること以前に、方向による取り扱いの形成が重要な条件であることが示唆された。また、心的な操作は身体を使った対象の取り扱い方に依存して(中継ぎされて)形成されることが示唆された。