ヤマノ カツアキ   Katsuaki Yamano
  山野 克明
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
発表年月日 1998/06/18
発表テーマ 当院における入院患者に対するインフォームドコンセントの現状について
会議名 第32回日本作業療法学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 宇都宮市
発表者・共同発表者 山野克明, 田辺令子, 椎野泰明
概要 近年, 医療行為を行う上で患者の自己決定権が尊重され, インフォームドコンセント(以下IC)の重要性が認識されてきている. 手術や薬物療法と同様に, リハビリテーション(以下リハ)実施の可否についても患者の意思を最優先する必要がある. ICはもともとナチス・ドイツが行った残虐な人体実験と, 医師の伝統的なパターナリズム(paternalism)に対する批判や反省を起源とする言葉である. さて, 現在病院や施設などでリハ実施にあたり患者に対しICを行うのは医師であり, 作業療法士がICを行うことはないように思われる. しかし, 患者に対し直接医療行為を行う作業療法士は, 医師の懐に隠れることなく自覚をもってICを行う必要があると考える. 今回, 平成9年4月より当科にて作業療法士が実践しているICの現状について報告する.