(最終更新日:2022-02-16 15:16:22)
  ヨシダ マリコ   Mariko Yoshida
  吉田 真理子
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科生活機能療法学専攻
   職位  准教授
基本情報
■ 専門分野
認知症の予防行動, 社会安全システム科学, 心理学 (キーワード:認知症の予防行動、社会心理学、教育心理学、実験心理学) 
■ 保有学位
1. 博士(学術)
研究業績
■ 著書・論文等
1. 2017/04 著書  飯山準一監修:認知症を楽しく予防しよう!理学療法士・作業療法士・言語聴覚士からの提案   (共著) 
2. 2014/11 著書  小林夏子編集:精神機能作業療法学 第2版   (共著) 
3. 2014/04 著書  蜂須賀研二編集:服部リハビリテーション技術全書 第3版   (共著) 
4. 2010/03 論文  【博士論文】
ヒューマンエラー検出のための複数回チェックの問題点-ターゲット検出課題を用いた実験による検討-   (単著) 
5. 2003 論文  高齢者疑似体験による高齢者に対する態度の変容 北九州市立大学大学院紀要 (第17号),336-360頁 (単著) 
■ 学会発表
1. 2018/06 多職種連携チームで考案した認知症予防のためのレクリエーションプログラムの介入効果 ー認知機能と言語機能の視点よりー(第19回 日本認知症ケア学会)
2. 2018/06 多職種連携チームで考案した認知症予防のためのレクリエーションプログラムの介入効果 認知機能と運動機能の視点より(第19回 日本認知症ケア学会)
3. 2018/06 多職種連携チームで考案した認知症予防のためのレクリエーションプログラムの介入効果 認知機能と主観的健康度の視点より(第19回 日本認知症ケア学会)
4. 2018/06 多職種連携チームで考案した認知症予防のためのレクリエーションプログラムの介入効果 ~認知機能と社会活動の視点より~(第19回 日本認知症ケア学会)
5. 2018/06 多職種連携チームで考案した認知症予防のためのレクリエーションプログラムの紹介〜その意義と今後の課題〜(第19回 日本認知症ケア学会)
全件表示(7件)
社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 1981~ 日本作業療法学会
2. 1996~ 日本作業療法教育研究会
3. 2002/04~ 一般社団法人熊本県作業療法士会
4. 2001~ 日本心理学会
5. 2004~ 日本情報ディレクトリ学会
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■ 委員・役員等
1. 1981~ (社)日本作業療法士協会 会員
■ その他
1. 2018/09 山鹿市生涯学習講座 「楽しく脳トレ!」
2. 2018 熊本市 「ふれあい出前講座」講師
3. 2017/04~2020/03 西里校区健康づくり委員会委員
4. 2017/11 熊本県民カレッジ サテライト宇土教室 講師「シワは幸せの証 ~脳トレで脳のシワを増やすばい~」
5. 2014/06~2016/03 熊本市「ふれあい出前講座」講師
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メッセージ
■ 授業紹介
私の授業では、実際に障害を持たれた方や、ご家族のお話を聞く機会を設けています。当事者の方々のお話を聞くことは、通常の授業では得られない深く大きな学びを、学生さんたちにもたらしてくれます。
まず、教科書の知識からでは想像できないご苦労や、お困りごとを知ることができます。これらの知識は、臨床で、より的確な作業療法プログラムを立てるのに役に立つでしょう。また、医療者の安易な言葉に傷ついた経験や、逆に言われてうれしかった言葉について聞くと、医療に携わる人間の言葉の重みに気づかされます。さらに最も重要なのは、「教科書から学べなかったことを、当事者のお話しから学ぶ」という経験を通して、「障害を持たれた方のお役に立つには、教科書に書かれた知識に加えて、ご本人が発する言葉にしっかり耳を傾けることが非常に大切」と気づくことです。
ご本人についてよく知らなければ、有効な作業療法を行うことはできません。そのことに身をもって気づいた学生さんたちは、将来、すばらしい作業療法士になってくれると思っています。
■ メッセージ
作業療法の魅力

作業療法の中の“作業”という言葉に含まれるのは、以下のうちどれでしょう。

① おしゃべりをする
② ギターを弾く
③ 掃除をする
④ 勉強をする
⑤ 昼寝をする

答えは1つとは限りません。・・・答えは決まりましたか?

作業療法の“作業”のことを、作業療法士は“作業活動”と言います。この“作業活動”は「日常生活の諸動作や仕事、遊びなど人間に関わるすべての諸活動」 と説明されます。つまり、人間が行うことはすべて“作業活動”=“作業”なのです。ですから正解は「①~⑤全部」です。「⑤ 昼寝をする」が“作業”というのは意外だったかもしれませんね。でも、作業療法の中で必要と判断されれば、“昼寝”が“作業活動”として使われる可能性もあるのです。 作業療法では、障害を持った方々の生活を、ご本人が希望する形に近づけるために、訓練を行います。訓練と言うと、「きつい」「つらい」というイメージがありますが、作業療法では多種多様な作業活動を用いるので、患者さんの好きなことをしてもらったり、グループで笑い合いながら訓練をしてもらうこともあります。楽しみながらの訓練は、作業療法の魅力の1つです。