タカハシ イッペイ   Takahashi Ippei
  髙橋 逸平
   所属   梅光学院大学  国際学部 国際言語文化学科
   職種   講師
発表年月日 2022/10/01
発表テーマ 日本航空(JAL)のLCC戦略~コロナ禍が与えた影響
会議名 2022年度余暇ツーリズム学会・全国大会
主催者 余暇ツーリズム学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
国名 日本
開催地名 広島
開催期間 2022/10/01~2022/10/01
概要 2019年12月、中国・武漢に端を発したコロナウイルス感染症の影響は、瞬く間に全世界に伝播し、2020年は文字通り「コロナショック」と言われるほど、世界中がその感染拡大に翻弄され、2021年もその影響を色濃く受け続けた。特に移動を前提としたビジネスである航空業は経営へのダメージが大きく、コロナ発生前の事業規模には程遠い状況が、2年以上続き、この先もその回復までの道のりは時間がかかると考えられている。
そのような環境下で日本の大手航空会社、日本航空(JAL)は2021年6月1日、春秋航空日本(当時、現スプリング・ジャパン)への出資比率を66.7%に引き上げ、連結対象子会社とした。2011年設立のジェットスター・ジャパンについても2019年に出資比率を50%まで引き上げ、日本航空100%出資のZIPAIR Tokyoも2018年に設立。傘下に3社ものLCCを抱える日本航空のLCC戦略、またそこからうかがえるアフターコロナ、ウィズコロナを見据えた、日本航空グループ全体の経営戦略について、考察および研究する。
世界的にも例が少ない、フルサービスキャリアによる系列LCCを複数社、傘下におき、一体的な運営を行うスタイルや、これも成功例が少ない、中長距離に特化したLCCを運営する、また既存のLCCが行ってこなかった、貨物輸送も行うなど、コロナ禍という未曽有の経営的ダメージを受けたからこそ、生まれた新しい航空運営の在り方について、研究を行う。