キワキ ナチコ   Kiwaki Nachiko
  木脇 奈智子
   所属   藤女子大学  人間生活学部 人間生活学科
   職種   教授
発行・発表の年月 2015
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 家族支援の比較ジェンダー研究(1)フィンランド・ネオヴォラをてがかりに
執筆形態 共著
掲載誌名 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
掲載区分国内
出版社・発行元 一般社団法人 日本家政学会
巻・号・頁 67(0),121-121頁
著者・共著者 ◎木脇 奈智子,太田 由加里
概要 &nbsp; 日本の子育て支援は、「母子保健法」に代表されるように、一貫して「母子」をセットとみなして実施されてきた。次世代育成基本法(2003)には、子育ての社会化 、すなわち子育ては国、地方公共団体、事業者の責務であることが明記された。しかし、子育ては親の責任(とりわけ母親の責任)であるとみなす社会規範が変化したとは言えない。エンゼルプラン(1994)以降の子育て支援に関する法制度が、少子化対策としての成果を出していないのも、ジェンダー化された子育て規範によるところが大きいと言えるだろう。<br>フィンランドでは第二次世界大戦以降、一貫して男女平等政策を推し進めてきた。男性も女性も家庭的責任と経済的責任を持ち、働きながら子育てを可能にすることを国が保障した。この理念が子育ての社会化を実現し、子どもの教育費や医療費は無償であり、社会全体で子どもの誕生を歓迎する精神がある。<br>本報告では、 1)フィンラン
DOI 10.11428/kasei.67.0_121
NAID 130005484230