アズタ フジコ
Azuta Fujiko
吾田 富士子 所属 藤女子大学 人間生活学部 子ども教育学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/07 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 子どもの発達保障をめざす「保育」教育-子育て・保育の質と親子関係に着目して- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 家庭科・家政教育研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 藤女子大学 |
巻・号・頁 | 43-53頁 |
概要 | (依頼論文) 日本は乳幼児生存保障に関する先進国有数の国である反面,児童虐待に関しては深刻な状況にある。一方,NICHD(アメリカ国立小児保健・人間発達研究所)の子育て・保育の質と子どもの発達に関する大規模な長期追跡調査では,保育施設の特徴よりも親・家庭の要因,特に母親の精神面での健康が子どもの発達に影響を及ぼすこと,子育て・保育の構造的環境要因が質の高いかかわりが生まれ,子どもの発達に有意な影響が与えられることが示された。本論では,北海道の虐待の現状とその要因,親のストレスに関する先行研究をまとめ,高等学校家庭科における保育分野の現状と先行研究にふれた。そして家庭科教育とは異なる学問としての「保育」科目の高等学校への出前講義から,人間存在や保育,そして自分自身にについて考えるきっかけとなったという実際の生徒の意識の変化を明らかにし,知識としての理解とそうではない理解のあり方にも言及した。 |