ヤマヨシ ヒロコ   Yamayoshi Hiroko
  山吉 裕子
   所属   藤女子大学  文学部 日本語・日本文学科
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/02
形態種別 講演資料等(セミナー、チュートリアル、講習、講義他)
標題 二人の「神の子」 ― 『マルコ福音書』とローマ帝国 ―
執筆形態 単著
掲載誌名 山中湖だより2017年講演集
掲載区分国内
出版社・発行元 山中湖聖書講習会
巻・号・頁 42-47頁
概要 ローマ皇帝は自らの統治を正当化するため、「神の子」、「救い主」といった称号を用い、治癒奇跡を神からの信任の証として喧伝した。また『マルコ福音書』においてペテロのキリスト告白の場となるフィリポ・カイサリアは、歴史的にローマ皇帝、とりわけ第一次ユダヤ戦争と関わりの深い町である。このような政治的要素に注目すると、『マルコ福音書』はローマ皇帝によるプロパガンダに対する強烈なアンチテーゼとなっていることが分かる。