アズタ フジコ
Azuta Fujiko
吾田 富士子 所属 藤女子大学 人間生活学部 子ども教育学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2011/11 |
発表テーマ | 保育現場での音環境に関する調査研究(3)―保育者の意識と地域差― |
会議名 | 第17回日本保育園保健学会 |
主催者 | 日本保育保健協議会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | 岡山 |
開催期間 | 2011/11 |
発表者・共同発表者 | 〇吾田富士子,穴倉廸彌,渡辺一彦,川合洋子,小熊陽子 |
概要 | 室蘭市内の2園の保育室の音量調査を行ない札幌市内の保育園と比較した。また,保育士の音に対する認識と実際の音のギャップについても比較した。結果は,札幌と変わらず全体的に騒々しく,地域差は見られなかった。オープンスタイルの園では他の部屋の音が反響してより大きな音になっており,構造上の問題が影響していると考えられた。保育者の音認識はおおむね正しく,静かな環境がある園の保育士のほうが「音に対する気づき」が的確であり音の大きい園の保育士のほうが,「音源としての自覚」があった。騒々しい音の中にいると保育士は声が大きくなることを意識しており,大きな音にも慣れてしまい,騒々しいと思うことはなくなることも明らかとなった。これらから,変えられない構造上の問題と,可変性のある保育内容等を整理して検討していくことが保育の質向上と子どもの健康を守る上で必要であることが考察された。 (プログラム・抄録集69頁) |