ショウイ ヨシノブ
Shoi Yoshinobu
庄井 良信 所属 藤女子大学 人間生活学部 子ども教育学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2024/03/06 |
発表テーマ | ナラティブラーニングと教育臨床―Fyodor Vasilyuk の沈黙・傾聴・対話の哲学に触れて |
会議名 | 日本発達心理学会第35回大会(6PM1-J-RT08) |
主催者 | 日本発達心理学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(招待・特別) |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 大阪国際交流センター |
開催期間 | 2024/03/06~2024/03/06 |
発表者・共同発表者 | 庄井良信 |
概要 | 世界的な「ヴィゴツキー・ルネサンス」の中で、彼は、ヴィゴツキーの心理学や教育学の構想を、人生における危機的状況(life's critical situations)を生きる人びとに寄り添い歩む教育臨床の1つの礎石として位置づけた。ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」(ZPD)を心的な情動体験(perezhivanie)の哲学から捉え直し、「客観的な物語」と「主観的な物語」との形而上学的な二元論を克服する視座を提供した。それは、弁証法的唯物論と後期フッサールの現象学との知的相克から生まれた教育臨床の哲学でもあった。今回の発表では、出版から30年を経たヴァシリュークの思想が、その後、どのように教育臨床(とくに学習環境構成論)に影響を与えているのか、それは、遊びを基盤とした学び(play-based learning)の指導・支援にどのような叡智(臨床知)をもたらすのか、という問いを、エピソード記録に基づいて探究してみたい。 |