ミヤモト ケンジロウ
Miyamoto Kenjiro
宮本 賢二朗 所属 教育学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1998/10 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | ソロフルートのためのヴォイス 武満徹の作曲技法と音楽思想。フルート作品の分析を通して |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本フルート協会会報 連載7 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 150,26-28頁 |
総ページ数 | 3 |
概要 | 日本音楽の美学と現代音楽の語法の共通性を実践的に作品に表す武満の試みを明らかにした。 具体的にはフルートの重音奏法、キーでトーンホールを叩く音、息だけの音、息を混ぜた音、微分音などに尺八音楽の影響が見られ、それらは身の回り(自然界)にあるノイズに満ちた「沈黙」と楽音とが対話的な緊張関係を構築する日本音楽の本質を捉えたものであることを明らかにした。他方、メシアンの音階と12音技法の融合、細部の音高構造の結晶的なシンメトリー構造など、これまで明らかにされてこなかった武満の技法についても明らかにした。 |