ジョウフク マサノブ
Masanobu Joufuku
城福 雅伸 所属 経済情報学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1989/12 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 良算の唯識思想の特異性-摂用帰帰体の重視- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 印度学仏教学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第38巻(第2号),96-100頁 |
概要 | 貞慶の高弟良算は従来あまり注目されない学僧である。法相唯識の伝統的な立場では、真理と現象や体と用等の関係の解釈方法である四重出体の内、性用別論を専ら重視することが通軌である。これに対し良算は摂用帰体を重視する立場に立ち斬新な思想を立てたことを検出し、さらには摂用帰体の考え方自体が良算から変わったことを明らかにし、彼が日本唯識思想史上重要な学僧であることを論じた。 |