キドウラ トヨカズ   Kidoura Toyokazu
  木戸浦 豊和
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2017/03
形態種別 研究論文 
標題 夏目漱石における「趣味」――価値判断の基盤としての感情
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本文芸論稿』第40号
掲載区分国内
出版社・発行元 東北大学文芸談話会
巻・号・頁 1-15頁
総ページ数 15
概要 本論文は、漱石の文学理論における「趣味」概念を論じた。創作の面から捉えれば、文学は、作者が自分の「趣味」を「表現」し、それを読者に「伝染」させる営みとなる。他方、読者の鑑賞の面から捉え返せば、文学とは、読者が自分の「趣味」に基づいて作者の「趣味」を判断する営みとなる。このように漱石は、作者の創作と読者の鑑賞の両面に関わる原理として「趣味」を位置付けている。