タケウチ ヨウコ
Takeuchi Yoko
竹内 陽子 所属 看護学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 断酒に向き合う患者と看護師の相互作用から生じた意識変革 : Margaret Newman理論を踏まえたミューチュアル・クションリサーチの実践
(筆頭論文) 博士副論文 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 看護実践学会誌 2019 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第31巻(2号),21-34頁 |
担当区分 | 筆頭著者,最終著者 |
著者・共著者 | 竹内陽子 加藤真由美 |
原著者 | 竹内陽子 |
概要 | 本研究の目的は、アルコール依存症の回復支援での患者と看護師の関係を検討するために、Margaret A .Newman理論を踏まえたMutual Action Research(MAR)で、断酒に向き合う患者と看護師の意識変革を目指し、ケアリング実践による相互作用のプロセスを明らかにすることである。参加者は患者8人と看護師5人であった。両者は断酒継続を願いとし、パートナーシップによるケアリング実践を「対話の会」という形で計画、実践、修正し、繰り返し行った。期間は両者に変革がみられた時を終結とした。結果、10ヶ月間に渡る相互作用により、患者の意識は酒害からとは違う、自分の人生のための断酒へと、看護師の意識は全てを受け入れる看護観へと変革した。意識変革は、両者共に自分自身に視点が向けられたときに生じていた。アルコール依存症の回復支援で、患者と看護師はパートナーシップという協働体の立場に加え、ケアリングという相互関係が有用であった。 |