アキヤマ マサノリ
Masanori Akiyama
秋山 晶則 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 近世河川災害と地域の対応 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 歴史評論 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 歴史科学協議会 |
巻・号・頁 | (806),37-50頁 |
著者・共著者 | 秋山晶則 |
概要 | 近世における河川災害史研究は、幕藩領主の治水政策や大規模普請を中心に展開してきたが、自然的条件と社会的条件の複合による近世河川災害の実態把握とともに、これに地域がどのように対応したかが解明すべき課題となっている。豊富な歴史情報資源を有する木曽三川流域を事例とした検討を通して、地域の訴願運動が抜本対策としての三川分離に繋がった点など、地域の災害対応を考えるには、環境認識や技術力などの論点を組み込む必要があることを提起する。また、輪中村々が連合した水防共同体である輪中組合の存在や、大規模普請による地域間矛盾の増幅、中間層を組み込んだ支配システムの再編過程等、近世から近代移行期の地域と災害の関係史についても展望した。 |