イシダ ヒラク   Hiraku Ishida
  石田 開
   所属   幼児教育学科第一部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/03
形態種別 その他
標題 保育的観察による幼児のピア関係形成に関する研究(6)-遊び中の移動量指標と質問紙による個人特性指標との関連-
執筆形態 共著
掲載誌名 日本発達心理学会第19回大会(大阪) 論文集
掲載区分国内
巻・号・頁 347頁
著者・共著者 著者名:◎石田開・田丸敏高・小林勝年・寺川志奈子・小枝達也
概要 (全体概要)互いに見知らぬ同性幼児4人組による約45分間の遊び場面観察において、その前半と後半に1回ずつ各3分間設定した子どもだけでの自由時間における、各児の移動量を測定、それと親への質問紙により取得した子どもの自己制御特性との関係を分析した。自己制御は、抑制(欲求充足の我慢や遅延,禁止規則遵守の能力)と,主張(欲求や,葛藤における嫌悪の,適切な表出の能力)という2次元からなっていた。個人の移動量について集団の平均との比較などから、5歳において抑制、主張といった自己制御の低い子どもほど、集団への調整が弱いことが示唆された。移動量という簡便かつ客観的指標に社会能力が反映されることがわかった。
(担当部分概要)上記について、観察全体の計画を執筆者共同で行ったが、移動量指標に関する発案及びその測定方法の開発、質問紙指標との関係分析等の主要部分を担当し、責任執筆者となった。
(著者名:石田開・田丸敏高・小林勝年・寺川志奈子・小枝達也)