タニ コウイチ
谷 浩一 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「学校コンサルテーションにおけるコンサルタントの役割―自傷行動のあるASD児への取組みを通して―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 花園大学社会福祉学部研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (第29号) |
概要 | 特別支援学校中学部2年の男子生徒(ASD児)をクライアント (以下、対象生徒)、対象生徒の担任教師(3名)をコンサルティ、筆者をコンサルタントとするコンサルテーションを実施した。対象とした行動は自傷行動で、介入場面は「朝の会」であった。介入に際しては積極的行動支援(PBS)の手法を用いた。コンサルテーションの評価は、介入場面における対象生徒の自傷行動と適切行動(課題従事行動)の生起率、および終了面接時における各担任教師の発言内容を指標にして行った。結果、生起率に関して自傷行動はほぼ横ばい、適切行動は増加した。終了面接において担任教師からは、対象生徒の自傷行動は減少、適切行動は増加した旨の報告に加え、自分達自身にも新たな発見や意識変容が生じた旨の発言がなされた。これらの結果から、コンサルテーションにおける有効な支援や助言の検討を行うとともに、今後のコンサルティとコンサルタントとの役割分担に関する提案を行った。 |