イマイ トオル   Tooru Imai
  今井 亨
   所属   教育学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2010/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 古典文法の用例の整理―「已然形+ば」の〈気づき〉の用法―
執筆形態 単著
掲載誌名 国文学論考
掲載区分国内
出版社・発行元 都留文科大学国語国文学会
巻・号・頁 (第46号),32-44頁
概要 「已然形+ば」の用法のうちいわゆる〈偶然的条件〉について示された、「ある事柄に気づいた」という説明の淘汰されていく流れを、高校用教科書・文法テキスト・古語辞典・専門概説書等150種の文献から採取した40の例文をもとにして跡づける。体系を指向して用法説明が抽象化されていくなかでも、用例は踏襲される「齟齬」を通して、古典文法の役割やあり方について具体的に考える。〈気づき〉とは「ば」をはさんだ前後の特定の表現内容に基づいた分類であり、表現性をすくいとった鋭い分析眼の一例と捉えられる。