クロダ ショウダイ
黒田 翔大 所属 外国語学部 職種 専任講師 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 『ガラスの靴』における破局――占領期の電話をめぐって―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本文藝學 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (51),117-133頁 |
概要 | 安岡章太郎『ガラスの靴』を扱い、占領期における電話の様相を考察している。主人公の「ぼく」は敗戦国民であり、接収家屋でクレイゴー中佐に雇われている悦子との関係には当時の社会的状況が大きく介在してくる。先行論では「僕」が悦子を恋愛対象として諦めるのは、主にクレイゴー中佐の存在という外在的要因にあるとされている。しかし、電話によるメディア空間の機能を考慮すると、むしろ「僕」自身の内在的要因が大きかったのではないかという分析を行っている。 |