アベ カズサ
Abe Kazusa
安部 日珠沙 所属 幼児教育学科第一部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/02/28 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 倉橋惣三の幼児教育論の原思想2-「聖書と小兒」におけるキリスト教的児童観を手掛かりに- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岐阜聖徳学園大学教育実践科学研究センター紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岐阜聖徳学園大学教育実践科学研究センター |
巻・号・頁 | (第22号),199-206頁 |
総ページ数 | 8 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 本研究の目的は、倉橋惣三の幼児教育思想とキリスト教的児童観との関係を、「聖書と小兒』から探究することである。倉橋が近代における日本の幼児教育の発展に大きく貢献したことは周知の通りであるが、その思想の一端がキリスト教的児童観にあり、聖書研究が青年期の倉橋の幼児教育思想形成に重要な役割を果たしたことは必ずしも知られてはいない。例えば、「聖書と小兒」では、イエスの言葉を通して子どもの真価値について考究し、大人が既に失ってしまった無邪気さこそが、子どもの最たる特徴であるという結論に至っている。また、晩年に書かれた自伝『子供讃歌』においても、イエスの言葉に基づいて、全ての子どもに敬意と愛情をもって接することを強調しているように、キリスト教的児童観ないしイエスの児童観は、倉橋の幼児教育思想の中心的概念の一つであるといえる。 |