キタムラ ヤスヒロ   Yasuhiro Kitamura
  北村 安裕
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/03
形態種別 学術書
標題 佐藤信編『史料・史跡と古代社会』
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 吉川弘文館
巻・号・頁 506-528頁
総ページ数 600
担当範囲 孝徳朝における土地政策の基調
著者・共著者 佐藤信(編)・北啓太・北村安裕ほか21名
概要 近年における孝徳朝の再評価の動向を受けつつ、この時期の土地政策の実像について、「屯倉」「田荘」と呼ばれる前代以来の拠点に対する政策、および孝徳紀に見える「班田収授之法」の語に着目して再検討した。その結果、孝徳朝には「屯倉」「田荘」に依拠した貢納・奉仕のあり方が見直され、大土地経営体が否定されるとともに、地目ごとに政府が土地経営を把握する方式が始動したことや、人民の生業に直結する水田は農民の「戸」に直接的に附されたこと、一方でこうした諸政策はいったん失速し、後代に直接うけつがれたわけではないことなどを明らかにした。
総頁数528