カノウ マサジ
Masaji Kano
加納 正二 所属 経済情報学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/03 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 中小企業金融の経済分析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 2004年度特別委託研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本郵政公社近畿支社貯金事業部 |
著者・共著者 | 筒井義郎、内田浩史、加納正二 |
概要 | 本研究は、日本における中小企業金融の問題に焦点を当て、分析を行う。第1章では、リレーションシップバンキングの理論をサーベイし、それを日本に適用する際にどのような注意が必要であるかを述べる。第2章ではリレーションシップバンキングの概念を使って、大阪府の中小企業金融の実態がどのように把握できるかを明らかにする。第3章では、信用金庫を取り上げ、効率性仮説が成立するかどうかを明らかにする。(68頁) 担当部分:第2章「大阪府におけるリレーションシップバンキングの実態把握」 大阪府におけるリレーションシップバンキングについて大阪府下の非上場企業の定性・定量データをもとに全国データと対比しながら、以下のような大阪府の実態を明らかにした。①企業規模にかかわらず、都銀をメインバンクとする非上場企業の割合が多い。②メインバンク継続率が低く、リレーションシップの期間は全国では5位以内の短さである。③メインバンク集中度が全国で最も低い。④取引銀行数は全国平均よりも多い。⑤これらのことから大阪府は非上場企業との取引において、貸出競争の激しい地域と考えられ、他県と異なり都銀が勢力を持っている。(pp.22~40 単著) |