イシダ ヒラク
Hiraku Ishida
石田 開 所属 幼児教育学科第一部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2021/02/28 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 保育の「言葉」領域における人形活用の可能性:心的発達との関連から. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 岐阜聖徳学園大学教育実践科学研究センター紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岐阜聖徳学園大学 |
巻・号・頁 | (20),135-144頁 |
総ページ数 | 10 |
担当範囲 | 実験計画、対象児に提示する刺激(人形劇および素話)についての実験統制ならびに先行研究との比較による研究結果の位置づけ |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 石田開・熊田武司 |
概要 | 保育の領域「言葉」は、言語理解を含めて子どもが物語に親しむことをねらいの1つとしているが、物語を聞かせる際に人形を用いることが、表象発達の途上にある幼児の物語理解に及ぼす効果について調べた。実験的手法を用いて、保育園等の3-5歳児クラス(254人)に物語を聴かせた後、その内容理解を問う質問をした。その際、物語提示は人形劇あるいは素話の形で行い、後の質問には物語中で語られる事実に関するものと登場人物の心的状態に関するものとがあった。結果として、(1)全年齢において事実を問う質問よりも心的状態を問う質問に対して正答が少なかったが、両質問において3歳児よりも5歳児の成績がよかった。(2)4歳児においては、事実ならびに心的状態の両質問に対して、人形劇による物語提示の後の方が素話による提示後よりも、正答が多かった。これらの結果について、子どもの表象発達と幼児教育実践への示唆との関連で論じた。 |