イシダ ヒラク
Hiraku Ishida
石田 開 所属 幼児教育学科第一部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2023/02/28 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 保育における幼児への感染防止行動の指導に関する一考察:病気の伝染や食物汚染の理解の発達に関する先行研究のレビュー |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岐阜聖徳学園大学短期大学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岐阜聖徳学園大学短期大学部 |
巻・号・頁 | 55,1-12頁 |
総ページ数 | 12 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | ◎石田開 |
概要 | 保育が「子ども主体」であるべきことに鑑みれば、保育における感染防止行動を、子どもに対して単に指示するのではなく、子ども自身がその必要を理解して能動的にそうした行動に従事することが望まれる。本論は、子どもの病気理解や感染防止・衛生行動の発達に関する研究をレビューし、保育における子どもへの感染防止対策の指導の手がかりとすることを目的とした。より年長の子どもに比べて幾分か未熟な点はあるものの、概ね4-5歳以上の幼児は病気の伝染性や罹患者との接近が伝染危険性を高めること、そこにはある種の病原体が介在していることについて知っている。同様に、食物等が汚染源との接触で(その汚染源自体が取り除かれた後も)汚染されていることも理解している。また、それらの理解には、大人からの情報や子ども自身の経験が影響する。保育者が子どものそうした理解を踏まえ、感染防止行動について理由を説明した上で指導する必要があるだろう。 |