タナカ ユカコ
YUKAKO TANAKA
田中 結花子 所属 看護学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/11 |
形態種別 | その他 |
標題 | シングル介護を担う就労者の援助要請とQOLとの関連 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 科学研究費助成事業研究実施状況報告書(令和元年度) 基盤研究(C)令和元年-令和3年度 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | シングル介護者は身体面より精神面の健康関連QOLが低下している状態であった.このことはシングル介護者のみではなく在宅介護を行う介護者に共通の問題であることがわかった.【両立に良い影響を与える要因】をより促進する為には,介護に関する情報を提供することは必須である。また,介護に関与する全ての者が情報共有・意見交換が出来る連携システムの構築は喫緊の課題である。【両立に悪い影響を与える要因】を改善する為には,医療者は,退院前から介護者が相談出来る関係性を構築する必要がある。
研究の限界と課題は、対象者数が少なく一般化には限界がある.わが国全体のシングル介護者や在宅介護継続ニーズを反映しているとは言い切れないものの,シングル介護者と介護している親の特徴を反映しているものであると考える. 今後は,親の入院時におけるシングル介護者のQOLを測定する必要がある.また研究の質を担保する為にサンプル数の確保を検討する必要性がある. 対象地域および例数を増やすとともに,多変量解析を実施し要因を明らかにしていきたい.さらにシングル介護者の就労と介護の両立の一助としたケアニーズの研究を行う事を検討している.高齢化社会が急加速している今後の日本において重要な研究であると考える. |