ミヤガワ ノリユキ
Noriyuki Miyagawa
宮川 典之 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/02/28 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「開発」の東アジア政治経済史とSDGsへのインプリケーション |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岐阜聖徳学園大学紀要<教育学部編> |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 岐阜聖徳学園大学 |
巻・号・頁 | 第61集,1-18頁 |
総ページ数 | 18 |
概要 | 国際経済開発の領域において,新しい傾向として東アジアが注目を集めている。そこで近代化の過程に焦点を当て,日本・台湾・韓国・中国の近代化にいたる事情を開発経済学の分析視角から考察した。東アジア政治経済の近代化プロセスに見える共通項として,輸入代替工業化と輸出指向工業化sとを首尾よく結合したこと,19世紀後半から後発工業化過程に入った日本を起点として,20世紀後半に台湾と韓国が,20世紀末に中国がそれぞれ当時の科学技術と多国籍企業の導入を通して雁行形態的発展を成し遂げたこと,および農村から都市へのルイス的余剰労働移動が見られたことなどが知見された。しかし昨今のSDGsに盛り込まれた開発面の特徴は,スティグリッツとセンとによって主導された新規の開発論に変容してしまったことを主張した。 |