イマイ トオル   Tooru Imai
  今井 亨
   所属   教育学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/12
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 「見れば」と「見るに」が導く叙述の展開―古文の接続表現理解の一観点―
執筆形態 単著
掲載誌名 解釈
掲載区分国内
出版社・発行元 解釈学会
巻・号・頁 第57巻(11・12月号、第663集),35-43頁
概要 順接の確定条件を表すと説かれる接続助詞の「ば」と「に」について、平安・鎌倉時代の古典日記文学八作品を対象として、上接語を「見る」に限定してそれぞれの展開を比べることで、両語句の性格の違いを明らかにする。「見れば」は、視覚によって認知した対象そのものに焦点化して、対象の有様を描写するのに対し、「見るに」は、視覚によって認知した対象をもとにして思考を拡散化させて、対象から呼び起こされる感情を示す、という展開がそれぞれ一般的である。