タケウチ ヨウコ
Takeuchi Yoko
竹内 陽子 所属 看護学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1999/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 季節による精神障害者の病状変化と看護の介入
(筆頭論文) |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本看護学会論文集 成人看護 , 1999-12 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本看護協会出版会 |
巻・号・頁 | 30,176-178頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 竹内 陽子 桶谷玲子 松本敦子 |
概要 | 本研究は、季節がもたらす精神障害者への影響について、1.気象学的数値と入院患者数を明らかにする。2.慢性期における入院患者の季節による病状変化を明らかにする、とした2つの目的により仮説検証を行った。<仮説1>季節による気候的要因が、病状変化に影響を与える。<仮説2>慢性期で入院している患者は1年中コントロールされた適切とされる環境におり、早期病状悪化サインなどで治療を受けているため季節による病状の変化は少ない。仮説1は研究1として、過去4年間の月別入院患者数と、同時期の気温、日照時間、可照時間との相関関係をみた。従属変数は入院患者数、独立変数は気温、日照時間、可照時間とした。仮説2は研究2として、入院環境の中で季節による変化があるのかをPANSSを用い、春・夏・秋・冬の4回評価し比較した。従属変数は病状変化、独立変数は適温にコントロールした環境、日々のケアとした。分析は、研究1にピアソンの累積相関係数、研究2には、春・夏・秋・冬のPANSSの得点を一元配置分散分析と、t検定を用いた。結果、研究1では入院患者数は日照時間と有力な相関関係を認めた。研究2では一元配置で有意差が示され、夏と冬を比較して妄想・猜疑心・抑うつで有意差が認められた。 |