ミヤガワ ノリユキ
Noriyuki Miyagawa
宮川 典之 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/02 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | サミュエルソンの分析視角と貿易論 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岐阜聖徳学園大学紀要<教育学部編> |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第50集,19-34頁 |
概要 | 国際経済論もしくは国際貿易論の分野で偉大な業績を残したサミュエルソンの理論について整理し、再検討した。あつかったテーマは順に要素価格均等化定理、ストルパー=サミュエルソン定理、貿易の一般均衡理論である。いずれも国際貿易論の分野ではきわめて重要な基本部分をなし、純粋理論として確固たる地位を築いている。サミュエルソンの特色は、かれが登場する以前に比して、高等数学をふんだんに用いたことだ。そうすることでこの分野で理論的抽象化が格段に進んだ。かれの根本思想は自由貿易主義で一貫している。ケインズ経済学の影響を受けたが、GATTのケネディラウンドでは自由貿易を徹底させようと努めた。かれが果たした歴史的役割についても論及した。最後に実質為替レートについてのバラッサ=サミュエルソン仮説の妥当性について、地域差の存在を指摘した。 |