クロダ ショウダイ
黒田 翔大 所属 外国語学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/05 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 文学における電話前史――遅塚麗水『電話機』に描かれた電話―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 阪神近代文学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 17(17),1-7頁 |
概要 | 電話事業開始に先駆けて発表された遅塚麗水『電話機』を扱い、電話というメディアがどのように捉えられていたのかを考察している。電話事業の導入に関してだが、その事業のありかたは政府によって大きく規定されており、人々はそれに対して受動的だったと捉えられる傾向がある。しかし、『電話機』には電話交換手に対する信頼性の問題や電話の具体的な利用法に関して方向付けがされていなかったという問題が提示されており、電話という新しいメディアに対する想像力が働いていたということが分かる。 |