イマイ トオル
Tooru Imai
今井 亨 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/10 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 術語「照応」の定義と消長-漢文作法を起点とした和漢洋のクロスオーバー- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 銘傳日本語教育 |
掲載区分 | 国外 |
出版社・発行元 | 銘傳大學 教育暨應用語文學院應用日語學系 |
巻・号・頁 | (27),1-24頁 |
概要 | 術語「照応」は、漢文、国文(日本古典文)、国語教育、日本語教育という隣接諸領域で使われてきているが、その定義は同じではない。戦前期に出版された各界各書における定義や例文の説明を具体的にたどりながら、「照応」の概念と価値の変遷について調査した結果、戦前の国文界における定義は、「呼応(副詞、文語的言い回し)、係り受け(時制、格・文の成分)」という四つの文法的概念と、「首尾一貫等、必然性等」という二つの文章法的概念に整理できる。これは、漢文界を始原として、書くための文章作法と読むための解釈法との両面で重用されたものだが、戦後は漢文・文語文の退潮にともなって術語としても一時的に廃れた。 |