タナカ ユカコ
YUKAKO TANAKA
田中 結花子 所属 看護学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03/20 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | がんを併発する難病患者の在宅療養支援とソーシャル・キャピタル 活用に関する研究 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | SGH がん研究報告Vol.34 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 公益財団法人SGH財団 |
巻・号・頁 | 34,247-252頁 |
総ページ数 | 6 |
担当範囲 | 論文構成 |
担当区分 | 筆頭著者,最終著者,責任著者 |
著者・共著者 | 共著者:田中結花子、青石恵子 |
概要 | 掲載予定
特定疾患治療研究対象疾患(以下、難病)とがんを併発している療養者の医療・看護を支援した経験のある医療従事者(医師・看護師)からのインタビュー調査を通して、支援上の現状について明らかにする。さらに、難病とがんの併発療養者の支援の課題からソーシャル・キャピタルについての示唆を得ることである。 半構造化個別インタビューによる探索的質的研究。研究対象者は、難病とがんを併発している療養者を支援した経験のある医療従事者とした。インタビュー実施方法と調査期間は、Zoomによる個別の半構造化インタビューを実施した。 対象者は、医師1名と看護師4名の5名である。医師は、訪問医療を10年以上の経験があり、看護師は、施設看護師3名(経験20~40年)、訪問看護師1名(経験10年)であった。対象者が支援した難病とがん併発の療養者の支援経験のある事例は9例。9つの事例から支援現状は【難病があることでがんの発見が遅れる】、【医療的ケアの限界】、【療養継続が困難】、【連携システムの必要性】、【ソーシャル・キャピタルの必要性】の5つのカテゴリーを抽出した。難病とがんの併発によって【医療的ケアの限界】、【療養継続が困難】などの苦労があり、ソーシャルサポートによって支えられている一方で〈社会システムの限界〉があり、【ソーシャル・キャピタルの必要性】が示された。 |