イマイ トオル   Tooru Imai
  今井 亨
   所属   教育学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/07
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 法華経訓読における「於」訓読法の変遷について
執筆形態 単著
掲載誌名 名古屋大学国語国文学
掲載区分国内
出版社・発行元 名古屋大学国語国文学会
巻・号・頁 (96),39-52頁
概要 法華経中の「於」のうち「於」名詞句の後に述語句がくる477箇所の訓読法について、訓読諸本五本を用いて考察する。平安後半期と中近世期とでは、〈意味的関係に基づく訓み分け〉から〈原漢文構文に基づく訓み分け〉へという訓読法上の変遷が認められ、「ニ」訓法の有無が注目された。平安後半期において「ニ」は、①時を表す②場所(必須格とする)を表す③基準を表す、訓法として用いられ、「ニシテ」「ニオイテ」等と機能的に訓み分けられていた。