ミヤノ ユタカ
Yutaka Miyano
宮野 裕 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 中世ロシアにおける『七千年終末論争』の『異端化』---『ノヴゴロド異端』との関連で |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 歴史学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (773),19-35頁 |
概要 | 教会は、誰・何をなぜ異端として処分したのか。こうした問いを「七千年終末論」の問題を通じて考察した。この終末論は、ビザンツ暦7000年(西暦1491-92年)に世界が終末を迎えるとする伝統的な考えであり、正教会においても準公式的見解として受容されていた。しかし1492年後にも世界は終末を迎えなかった。こうした現実に直面し、正教会は終末論を謬説として排除していくことを課題にした。そこでこの「終末論」を、過去に異端として断罪された「ノヴゴロドの異端者」と結びつけるに至った。 |