マツモト シンゴ
Matsumoto Shingo
松本 信吾 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 「「抱きしめる」ことが親の子に対するイメージに与える影響に関する研究(2)」 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 学部・附属学校共同研究紀要 (37)、 2008 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 広島大学学部・附属学校共同研究機構 |
巻・号・頁 | 253-258頁 |
総ページ数 | 6 |
担当範囲 | データの収集、比較検討、考察 |
著者・共著者 | 松本信吾、今川真治、山元隆春 |
概要 | 本研究では、抱きしめるという行為を実験的に繰り返すことで、親の子どもに対するイメージに変化が見られるかどうかを検証することを目的とした。10日間の抱きしめによって、児に対する肯定的な感情得点の上昇が見られ、かつ否定的な感情得点の低下が見られたのは、年中組の父親と母親のみであった。これは4歳齢が、 親子の関係に揺らぎが現れ始めるという難しい年齢であることを背景に、実験的な抱きしめによって、年中組の父親と母親に、児に対する感情得点における望ましい変化が見られたことを示唆する。1ヵ月後においても、その好ましい変化傾向は維持されていた。日常的にあまり抱きしめを行っていない父親と母親にとって、児を抱きしめるという行為は、愛情表現としての行為であるだけでなく、親にとって児を理解するための有効な手段のひとつとなり得ると思われた。 |