ハマチヨ イヅミ   Izumi Hamachiyo
  濱千代 いづみ
   所属   教育学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1996/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 平家物語における「たてまつる」「つかまつる」
執筆形態 共著
掲載誌名 解釈学(『日本語学論説資料』第34号に再録)
掲載区分国内
出版社・発行元 解釈学事務局
巻・号・頁 (第16輯),44-55頁
担当範囲 本人は「たてまつる」「つかまつる」の全用例を整理した。それを近藤とともに分析した。本人が原稿を書き,近藤の助言で字句を修正した。
著者・共著者 ◎近藤政美,濱千代いづみ
概要 『平家物語』(底本は覚一本系の高野本)の「たてまつる」「つかまつる」の全用例を表記の面から整理して,促音便とその前の「つ」の脱落の実態を明らかにした。「たてまつる」が仮名表記で促音便の例は,助動詞キのうちシ・シカ,助動詞タリ,複合語テンゲリ,助詞テが接続する場合に見られる。「つ」の脱落はタテマッテというように助詞テの続く場合に多い。「つかまつる」が仮名表記で促音便を示し,「つ」の脱落が見られるのは助動詞タリ,助詞テの接続する場合である。