クロダ ダイキ
Kuroda Daiki
黒田 大樹 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/06 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 算数・数学における「自律的発展型授業」に関する質問紙調査の分析―教職経験年数に着目して― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 第10回春期研究大会論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本数学教育学会 |
巻・号・頁 | 391-392頁 |
総ページ数 | 2 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 黒田大樹 |
概要 | 自律的発展型授業に関する教師の意識を捉え,指導への示唆を得るため,質問紙調査の作成と分析を行った.質問紙調査は,指導対象の問題や内容を解決者として捉える授業構想時の意識と,学習者の数学的活動を教育者として捉える授業実践時の意識があるとして13の質問項目で構成し,各質問項目は,学習者の問題解決を制御したいとする絶対的固定的な見方・考え方と,学習者の自律的な問題解決を支援したいとする可謬的可変的な見方・考え方が現れるとして,5件法回答に反映した.そして,2021年5月~7月の期間にWebフォームによる回答を実施し,秋田県をはじめ37都道府県の小,中,高,大の教員,学生593名の回答を得た.本論文では,自律的発展型授業の実現に向けた示唆を得るため,教職経験年数に着目して分析を行った.その結果,「発展-習熟」に対する意識について,教職経験年数20年以上の教員では確立されている様相が見られるが,教職経験年数5年以上20年未満の教員は「発展-習熟」の在り方を模索している様相が見られることが明らかになった.これを踏まえ,自律的発展型授業の実現に向け,教職経験に応じた研修が必要であることを提案した.また,本研究の概要について,第10回春期研究大会ラウンドテーブルの部において発表を行った. |