ハマチヨ イヅミ
Izumi Hamachiyo
濱千代 いづみ 所属 教育学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1994/02 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 天草版平家物語における下二段活用動詞の語彙の特色 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 計量国語学会誌『計量国語学』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第19巻(第4号),203-207頁 |
担当範囲 | 本人は天草版『平家物語』および『平家物語』の下二段活用動詞を抽出し,各語の使用度数を計量した。これと『古典対照語い表』に示されている『源氏物語』の数値とを本人と近藤で分析した。本人が原稿を書き、二人で検討し、本人が字句を修正した。 |
著者・共著者 | ◎近藤政美,濱千代いづみ |
概要 | 天草版『平家物語』の下二段活用動詞の語彙を,累積使用率を用いて3段階に分類し,計量的な面から『平家物語』『源氏物語』と比較,分析した。その結果,次の特色が明らかになった。①3作品に共通して多い語は平安時代からの日常語・基礎語である。②天草版『平家物語』にのみ多い語は室町時代末期の話し言葉である。③天草版『平家物語』・『平家物語』で多い語,あるいは『源氏物語』にのみ多い語は軍記物語と宮廷女流文学という作品の性格を特色づける語である。 |