タカギ アヤコ
高木 彩也子 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | フーゴー・ヴォルフの初期歌曲にみられるアーダルベルト・フォン・ゴルトシュミットの影響
―1877年の支援に関する総合的考察から |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 愛知県立芸術大学大学院博士後期課程学位論文 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | フーゴー・ヴォルフの生涯における支援の始まりとなった1877年及びヴォルフの作風に劇的な変化が見られた1878年に着目し、当時の重要な支援者であるゴルトシュミットを中心とする支援の実態や社会との関係を明らかにすること、更に1878年のヴォルフ歌曲にみられるヴァーグナー的手法とその背景にある作曲家ゴルトシュミットとの関連を、作品分析を通して解明することで、彼の初期歌曲にみられるゴルトシュミットの影響を総合的に明らかにすることを目的とした。
第一章ではヴォルフの生涯における支援者たちを概観し、第二章では1877年におけるゴルトシュミットの支援活動について考察した。第三章では、ヴォルフの初期歌曲とゴルトシュミットのオラトリオ《Die sieben Todsünden七つの大罪》双方の作品分析を行い、双方の音楽的特徴の共通点を明らかにすることで、ヴォルフ歌曲にみられるヴァーグナーの影響は、その一部がゴルトシュミットを介して受けたものであった、という仮説を立証することを試みた。 |