クマガイ シンタロウ
Kumagai Shintarou
熊谷 慎太郎 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/12 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 鉄棒における「後方伸身2回宙返り2回ひねり下り」のバイオメカニクス的分析 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 中京大学体育学論叢51(2) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中京大学体育学部 |
巻・号・頁 | 75-87頁 |
著者・共著者 | 著者/熊谷慎太郎、桜井伸二 |
概要 | 近年、トップレベルの大会で広く実施されている鉄棒の「後方伸身2回宙返り2回ひねり下り」に先立つ車輪運動について、2次元的に分析を行った。体操競技は採点競技であるため、技の良し悪しについて審判員の評価を無視できない。したがって、下り技の空中動作を審判員に評価させ、選手の身体が空中に飛び出すまでの車輪運動の特徴について、審判の評価別に分けられた3群間における差を明らかにした。その結果、終末技について審判員から良い評価を受けた選手は評価の低い群に比べ、鉄棒のバーを手放す際に股関節および肩関節がより伸展していた。さらに、高評価群は、リリース時の身体重心周りの角運動量が大きい傾向にあることが分かった。また、リリース時に身体重心周りに大きな角運動量をもつ選手は、リリース前の運動で主に肩関節を素早く伸展させており、現場でいう「あふり」動作は腰関節の屈曲よりも肩関節の伸展動作を素早く実施することが重要であることが示唆された。 |