キドウラ トヨカズ   Kidoura Toyokazu
  木戸浦 豊和
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/05
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 Sympathy の文学論――夏目漱石『文学論』における「同感」と「同情」をめぐって
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本近代文学』第88集
掲載区分国内
出版社・発行元 日本近代文学会
巻・号・頁 17-32頁
総ページ数 16
概要 本論文は、漱石の『文学論』の中心概念を検討した。漱石は、イギリス文学を検討する中で、ロマン主義的な小説とリアリズムの小説のいずれにおいても、読者の「同情」を喚起することの重要性を指摘する。また漱石は、作者が作中人物に寄せる「同情」が創作の原理となることを論じている。このように漱石の『文学論』では、読者と作者の「同情」が、文学の中心原理とみなされているのである。