ミヤガワ ノリユキ
Noriyuki Miyagawa
宮川 典之 所属 教育学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/02 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | 構造主義経済学再考――分析視角の多様性―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 岐阜聖徳学園大学紀要<教育学部編> |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第51集,1-22頁 |
概要 | 近年の開発論が新自由主義や新制度学派の影響を大きく受けつつあるとはいえ、構造主義の学問的存在の重要性は依然失われていない。そのような事情に鑑みて、開発論における構造主義経済学の意義を再検討したのが本稿である。とくに初期構造主義の影響は大きく、1950年代から60年代にかけて思想面と実践面において大きな存在であったプレビッシュ(交易条件論と輸入代替工業化)、ミュルダール(累積的因果関係)、A.ルイス(二重構造論と余剰労働移動説)、F.ペルー(発展の極説)を比較検討した。そしてサールウォールによる理論的総合の試みを紹介し、新構造主義も含めて、いずれもケインズ的方法の影響下にあったことを主張した。 |