ヨコクボ ヨシヒロ
Yoshihiro Yokokubo
横久保 義洋 所属 外国語学部 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/01 |
形態種別 | 学術書 |
査読 | 査読あり |
標題 | 異文化のクロスロード 文学・文化・言語 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 彩流社 |
巻・号・頁 | 267-294頁 |
担当区分 | 責任著者 |
概要 | 267-294頁「沈垚の文章論―『簡札摭存』を中心として」執筆。本書では、従来あまり注目されてこなかった清代後期の考証学者・沈垚の文学観について、書簡類を中心として考察している。まず彼がその短い生涯において古文の製作に強い関心を示し、書籍の蒐集を精力的に行っていたことに触れ、つづいて当時の文壇の主流となっていた桐城派との関係について叙述する。そして、彼が韓愈等のみならず六朝史書の文を「古文」の模範として重視するなど、文壇の主流とはやや異なった考えを持っていたことを指摘し、また郷里の湖州周辺の友人たちの文章を都の流行作家たち以上に高く評価していたとして、その文学観が彼自身の経世思想と不可分な関係にあったことを論ずる。 |