ジョウフク マサノブ
Masanobu Joufuku
城福 雅伸 所属 経済情報学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2001/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 仏教信仰の展開構造の見直しとその視点-易行性とその効果から- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 印度学仏教学研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 第49巻(第2号),166-169頁 |
概要 | 定説は鎌倉新仏教出現までの日本仏教は鎮護国家を中心とする国家仏教や祈祷仏教で救済も持戒や作善・難行苦行が必要とされたとする。しかし旧仏教側を代表する明恵は名号を念じると名号が独りで働きその人を成仏させるという易行性と特異な思想を説いていた。また観音信仰には易行の称名の他に名号や観音の姿に観音の功徳があるということや礼拝供養で救済されるという思想がある。この二番目が明恵の理論と同じである。このように鎌倉新仏教以前から易行性があり名号観等は鎌倉新仏教の先駆と考えてよいものであることを明らかにした。 |