ジョウフク マサノブ
Masanobu Joufuku
城福 雅伸 所属 経済情報学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/09 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 『華厳五教章講讃』の解読研究(1) |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | Review of Economics and Information studies |
掲載区分 | 国内 |
概要 | 華厳教学は大乗仏教を代表する哲学であり、華厳教学において、法蔵の『五教章』は重要な位置づけにある。『五教章』を抜きにして華厳教学は語り得ないといって過言ではない。従って、『五教章』の註釈は多数存在するが、その掉尾を飾る集大成というべきものが行照(頴川)の『華厳五教章講讃』(『頴川録』)である。当該書は華厳教学を志すものは必ず読まねばならないものの一つとされている。しかし、現在、活字本がなく、松原恭讓師の写本を東大寺図書館員の和田房治郎氏が謄写したもの20部しかなく、稀覯本の観さえあり、必読の書とされながらも、現在、研究はむろん、引用さえされていない状況である。そこで華厳教学の基礎的研究として『華厳五教章講讃』を段落毎に区分し、その原文を載せ、そこに原文が片仮名まじりであったものを現代のひらがなで活字化し、当該文現代語訳し基礎的資料とした。そしてそれぞれに対し研究として分析をしたものである。本稿は著者行照や『華厳五教章講讃』の概要を検討したものである。 |