カノウ マサジ
Masaji Kano
加納 正二 所属 経済情報学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 日本の中小企業金融におけるソフト情報と財務諸表準拠貸出 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 経営情報学部論集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 中部大学 |
巻・号・頁 | 第22巻(第1・2号),213-228頁 |
概要 | 本稿では、まず貸出審査におけるソフト情報の位置づけについて歴史的推移を考察した。当初は粉飾決算の発見など、ハード情報を補完する意味合いが強かったが、最近では、ソフト情報そのものを貸出審査に生かすという意味合いが出てきたことがわかった。Berger and Udell(2002)による貸出手法の一つである財務諸表準拠貸出では、どのような財務指標(ハード情報)が、貸出金利に有意な影響を与えているかを実証分析したが、その結果、安全性の指標が有意であることがわかった。安全第一という銀行の貸出姿勢がうかがえるが、企業の収益性や成長性、さらにハード情報のみならず、ソフト情報にも注目すべきであろう。 (16頁) |