クロダ ショウダイ
黒田 翔大 所属 外国語学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/11 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「電話の声」の変容――推理小説における四号電話機の影響―― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 名古屋大学国語国文学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (110),83-97頁 |
概要 | 推理小説を扱い、「電話の声」のイメージの変容の考察をしている。四号電話機はそれ以前の機種と比較して声の明瞭度が飛躍的に向上しており、電話事業史においてもそれは画期的だったとされている。しかし、四号電話機の登場が人々に対してどのような影響を与えたのかという具体的な記述は乏しい。そこで、推理小説における犯人と「電話の声」に注目し、その描写の変化を探っていく。その変化から、四号電話機の登場は推理小説における「電話の声」の描写に大きな影響を与えており、「電話の声」に付与される身体性の変容が生じていることを指摘している。 |